金曜日

20100416

こちらに来て二回目のJournal club(論文紹介、抄読会)担当。前回(20091113)の反省を生かして、何とか昨晩のうちに準備を整えた(はず)。

たかがJounal club。されどJournal club. 本来(といっても私の考えであるが)、論文を読むという行為は、自分の興味ある論文を、自分の都合の良い時間に読み、(広義に)自分の都合の良いように解釈するものである、と思っている。したがって、第三者が参加するJournal clubのように、参加者の貴重な時間を割いてまで、論文を紹介する意義などあるものなのだろうか?としばしば思っていた(自分の思いとは関係無く、時に非常に無駄な時間に思えるからである)。

しかし、そこは、逆転の発想。参加者の貴重な時間を頂くに値するJournal clubを行えば良い、のである。本日は、主観的には、1時間に亘って、それに値するプレゼンテーションが出来たものと自負している(そもそも、奇跡的に選んだ論文が良かった=これが成功を収めた9割方の要因)。客観的にみても、参加者の多くが、賛辞の言葉を送ってくれた(ここは米国。勿論、社交辞令が含まれていることは承知である 苦笑)。がしかし、何より、論議が盛り上がった。それも、ある程度、自分の意図するように、である。

この1時間はこれまで私が過ごしてきた1時間と物理的には全く変わらないが、非常に有意義で、印象的な1時間であったことは言うまでもない。

その余韻を残して、金曜お昼のLab meeting. 今週行った実験結果を伝える。ここでも、賛辞を頂く。この実験を行った意義、仮説、結果を踏まえて。正直、自分も高揚していた。

という具合に、今週はとても充実していた。いつもこうでありたい。っが、それは欲張りであるし、毎日ステーキのような御馳走を頂くのは現実的ではないし、非健康である。来週は、実験に集中してデスクワークはほどほどに。何事もバランス感覚が重要だから。家族と有意義な週末を過ごそう。

2 件のコメント:

sasabuty さんのコメント...

お!いいね~♪
抄読会ってなんだか懐かしい響きに聞こえます。僕はあの研究室でもまったく役に立てなかったので、特に懐かしいと遠い昔のように思えるのかもしれない。

ユーの紹介する論文は当時でも、埒外の自分が聞いても面白かったよ。説明の趣旨、研究の方向、とかなんとかを聞き手に方向性もあらかじめ与えてくれた上で議論をもっていってくれるしね。

そっちで、さらにMy Wayを確立してくださいな!!

MznmsK さんのコメント...

なつかしいねぇ~

当時、そんなに上手にプレゼンしていた自覚はなかったな 苦笑 ただ、無難にこなせばいいや的だった記憶しかないね

それよりもsasabutyの根本的な鋭いツッコミの方が記憶にあるけど ははは

でも、そういう質問がこそ重要だし、それに答えられるように意識を持つことが肝要だね

ありがとう