土曜日

20101204

本日、補習校ではバザーが開催され、妻はその手伝い。三男と二人でお留守番。

皆の帰宅後、長女のクラスメイトのお宅へお呼ばれ。旦那様はヒューストン出身で、日本滞在経験もあり流暢な日本語を話される。美味しいお料理とお酒、楽しい話をして午前様。

金曜日

20101203

今朝は大嫌いなJournal club。論文の内容ではなく、未だNativeのディスカッションに付いていくことは容易ではないため、お手上げ。この会で唯一まともな意見を言うDr.Cに「Masaki,起きてるかい?!」って言われてしまった 苦笑 勿論寝てない。だた、論文が単一グループによる、つまらない内容だったから。いつもは温厚なDr.Cが「何でこんな論文が掲載されるんだ?」って言うほどだから… 大賛成

さて、こちらにきて確信したことだが、科学論文の査読システムには些か、いや多分に改善すべき点がある。こちらで仕事をするようになって分かったのだが、(あるローカルな分野での)著名な研究者の論文はその仲間内が査読する確率がかなり高い。その確率は驚く程である。というのも投稿先の雑誌のEditorも仲間だからである。結局、Editorと仲間であるか?がその論文の採択を決定する1つの要因となりうるのだ。トドの詰まり、「コネ」である。表面的な印象に反して保守的な此処アメリカではコネが日本よりも重要なように思われる。また、アメリカ研究において、日本以上に死活問題であるグラント(研究費)の取得もコネが重要である。グラントの査読も仲間内でされるため、日頃から論文査読でお世話になる仲間内で「仲良く」していることが重要なのだ。正直、私はそういうことが「大」が100回付くくらい「大嫌い」な非社会的な人間なので、僕はアメリカ(日本でも)では生きていくことが出来無いであろう。出世できないであろう。

なんだか、そんな世界で仕事していることが嫌になった。そんな矢先、こちらで行った論文査読が返ってきた。Editor、あるいはReviewerがボスの仲間であろうから、何とかReject(掲載却下)は逃れた。仮に、私単独で出していたら、即、却下であろう。はあ… 私の研究者としてのキャリアの中において、この論文に費やした時間と苦労は決して少なくない。っが、こんなに愛着が湧かない論文も初めてである。正直、どうでも良いとすら思ってしまう。


木曜日

20101202

ダメ押しの生理実験成功で、このパート終了。残すはウェスタン。テクニシャンと意気揚々と最終作業を行うが… 前回上手くいったはずなのに、今回は全く駄目… 原因もわからず。とりあえず、来週再挑戦することに。並行して論文も書き始めよう。

午後、給与のことでボスとアレコレ話す。今までは、自分の給与は日本の研究費から支払っていたけど、11月からはボスのグラント(研究費)で雇ってもらうことになる。今まで、(形式上)6セント/月で働いていたんだから、倍増してくれても良いのに 苦笑

給与ついでに、奨学金の返還についても色々と手続きをしなくてはならない事を思い出す。お金を借りていた身分でこんなこと言ってはいけないが、手続きが非常に煩雑で面倒… 仕事それ自体や日常生活は充実しているのだが、それ以外の面でとても疲弊する。そんな時は、母なる大地の写真を見ながら…


水曜日

20101201



日本では師走。アメリカはサンクスギビング休暇とクリスマス休暇の間で、何だかノンビリモード。ボスは病欠。案の定、同僚ポスドクは早退… 幼稚だ。

一方、私は、今月(今年中)に現在のプロジェクトを何とか論文としてまとめるべく、躍起である。今日も生理実験×2が成功し、生理実験は終了。あとは明日のウェスタンの結果次第。緊張感を切らさず、邁進。

ジョギングもようやく大阪時分のペースを取り戻してきた。あとは距離を伸ばしていこう。

火曜日

20101130

今日も朝から実験×2。休みボケか、昨日の疲れも抜けずにカラダがだるい感じ。

それでも、ジョギングは気持ちが良い。現在のプロジェクトも大詰め。焦る気持ちを押さえて、ジックリと着実に完了させたい。

気がつけば11月も終わり。12月もあっという間に過ぎてしまいそうである。気を引き締めよう。

月曜日

20101129

本日より平常業務。切り替えのため、朝から夕方までノンストップで働く。疲れた。中断していたジョギングも再開。

ビッグベンド国立公園に訪れた時のエピソード。ビッグベンドからアルパインの街へ向かう際に、国境警備に遭遇。アメリカ市民であれば、免許を見せればOkayなのだろうけど、そうでない僕らは、パスポートを見せる必要がある。念のために、パスポートを持参していたため、事無きを得た。キャンプ道具を所狭しと積んでいるので、少し怪しまれた感があったけど(密入国者が隠れていると思われた) 苦笑 噂では、身分証明が出来無いと大変な事になる(強制帰国、あるいは牢屋行き)ようだ。

日曜日

20101128

冷込みが心配されたが、誰も風邪を引くこともなく、無事、朝を迎えた。

焚き火をしながら、朝食(シチュー、ラーメン)を取る。強風の中、テントが飛ばされそうになりながら、何とか収納。テント設営と撤収も大分板についてきた。子供達も積極的に手伝ってくれる。

ゆっくりしようかと思ったが、強風のため、10:00前には退散。家路へ。15:00過ぎに、無事、自宅に到着。5泊6日、総走行距離1800マイル(2880km、日本縦断と粗同じ距離)の旅行は無事終了。テキサスを満喫。