水曜日

20131002

実験は復調の兆し♪ 大御所Dr.Mに進捗状況を報告。「早く論文に!」との激励のお言葉。今年中に何とかせねば。一方で、下記論文に関して、またもや共同研究のお話を頂戴。自分のプロジェクトや他の共同研究の進捗状況次第だが、また忙しくなりそうだ。

さて、先月、再投稿していた論文が受理された(正式受理はもう少し後だが、体裁を整えるだけなので、先行報告)。米国心臓財団(American Heart Association, AHA)の発行誌で、高血圧に関するトップ・ジャーナルであるHypertension誌にである。ちなみに、今年初めに同誌に掲載された研究成果の続報で、学内の小児科グループとの共同研究である。

研究内容は、「出生前にプログラムされた高血圧モデル動物(*1)における自律神経機能異常が、エナラプリル(*2)で抑制される」というものである。詳細な作用機序に関しては更なる研究が必要であるが、既存の治療薬で本モデル動物の自律神経異常が是正された事は臨床的意義が大きいと思われる。

*1:母胎妊娠期における低蛋白食によって引き起こされる低体重出産児が成人期に高血圧を発症する
*2:高血圧治療薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬

共同研究でなく、自分自身のプロジェクトでトップジャーナルに載せられるような研究成果を残したいものである。

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